birth/mistake of pain and three pieces of compulsory education
3ピースとは思えない器用な楽曲
birth の昨年末リリースのCDを入荷しました。8cm CDなので、僕のようにPCで聴く人は聴けません。お気をつけください。ジャケットワークもカッコイイと簡素を行き来していて、最終的には、自家製ラッピングで良いですね。
BANDNAME | birth |
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TITLE |
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member | sakai kouta shimaguchi yutaka suda kenji |
FORMAT | 8cm CD |
LABEL | tnhr-003 |
RELEASE | 2008.11.12 |
特典 | |
PRICE | 500円 (税込) |
TRACKING DATE | 1,Play one's own work |
若輩者によるレコメン!
正直、繋がるとは思っていなかった。本音を言えば、怖かったのです。同世代のバンドと接するのが。同世代のバンド同士は、非常にシンパシーを感じやすく、仲が良くなるのも早く、お互いに過剰に期待してしまうもの。急速に近づく=急速に遠のく、実体験から学んだ教訓でした。そういった想いと、音楽は世代的なものではないという希望はさておき、同世代(年齢がというより、活動暦)以降のバンドの音をいくらmyspaceなどでサーフィンして聴いても、時間の無駄としか思えず、オリジナリティーの無さに幻滅と怒りがこみ上げていて、一切接する事を拒んでいた昨今。それにも、まして、2ちゃんねるで、「killieのコピバン」と、酷評されているこのバンドを、聴こうとは、やはり思えなかったのです。ですが、運命というのは、面白いもの。theoremのレコ発東京場所の打ち上げにて、Gt/Voのこうたと偶然出会い、ふざけ、シンパシーを感じ、朝まで飲み、話し、考えている事の共通点の多さや、現在のシーンに対する恐怖や憤りや、行動出来きれていない自分への怒りややるせなさを、実感し合う事に成功したのですから。
話を戻して、この音源、ぶっちゃけ聴いていない。というか聴けていません。再生可能なプレイヤーが無いのです。何て迷惑なフォーマットなんだ。ということで、聴いてもいない音源を扱うのは、自分の意思に反します。ので、ライブを観に、先日新宿ナインスパイスへ行ったところ、反復リフの多さと、曲の長尺具合に、少々だるくなったものの、展開の多さと、ドラマチック過ぎない(テンションに委ねすぎない)感じに好感を覚え、16ビートから2ビートへ展開する場面などでは、最高!と思わざるを得ませんでした。つまりは、良いバンドでした。もっともっと良くなると思います。おそらく「killieのコピバン」と書いた2ちゃんねらーは、webデザインなどを見て判断したのでしょう。だって、音全然オリジナリティーありましたもん。噂というのは、非常に怖く、知らぬ間に先入観を植え付けられます。良い出会いでもあり、良い勉強にもなりました。ありがとう、birth。
リスナーの皆様は、確かに耳の肥えた玄人という立場でもあり、まして、代価を払って作品を購入されるわけですから、買ってダメなら酷評しても全然良いと思いますし、バンドネーミングや、曲名、デザインなどのセンスに対する猜疑心だって勿論良いと思います。私も、かなり文句が多い方なので気持ちはすごくわかります。ですが、それは、全て美意識と期待と興味があってからこそと信じたいものです。示唆的で申し訳ない。いずれ形にします。