sewi/過剰の恋
sewi 映像作品 「過剰の恋」
恋とは期待である。過剰の恋とは、挫折と喪失の軌跡である。といった考えが顕著に現れた私小説と、ある種の人間にとっての表現とは、挫折と喪失の連続である。という事実が、顕著に現れたスタジオライブを映像化。5月10日発売。
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BANDNAME | sewi |
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TITLE |
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member | reiji kawano,koji & ngo |
FORMAT | DVD-R+紙1枚 |
LABEL | 3rd records 3rd-007 |
RELEASE | 09/05/10 |
PRICE | 600円 (税込) |
TRACKING DATE | 1,神格化 2,天狗発言 3,葬式 4,アカペラ 5,Pianoが鳴る代わりに time:約33分 ※本作品は、DVD-Rです。また、上記の画像はイメージ画像であり、本製品とは仕様が異なります。 myspace♪ |
若輩者によるレコメン!
2008年8月23日、theoremでも普段練習で使っているhanamauii studioでスタジオライブを行った。Ox(現在準備中!)企画で、sewi,theorem,つのかくしの3マン。なぜかこの日Oxは出ていなかった。
ハナマウイスタジオは3部屋しかない小さなスタジオなんだけど、スタジオの雰囲気、ロビーの圧迫感、アングラ感、漫画・雑誌の豊富さ、ふかふかの ソファ、必要以上に綺麗なトイレ、そして名スタッフaseyanさんの存在。大好きな場所です。ロッカー代、滞納してすんません。
この日のsewiのライブは、theoremからドラムで津田氏、antelopeからプログラムで長尾氏が参加する、いつもとは違う編成で行わ れた。お客さんは20人くらいしかいなくて、けどその時生で見た人は全員感じたと思う。sewiのライブとにかくやばかった。超絶にかっこよかった。
髭のおっちゃんが当時ブログで良い事書いてたので、抜粋させていただきます。
“思想とか、ステージとか、衝動、パフォーマンス、オリジナリティ、空気とかいろいろあるけど、どれもこれもの垣根を越えて、自分の中の潜在的な 何かを理解して消化して、それでもって自分自身の精神の丈を目をそらさないでしっかりみつめて表現する河野氏のステージは、僕の中では素直にかっこいいと いえるアーティストの中の一人と認識させてもらっている。音源だけをちょろっと聞いただけで、ライブを見ずにひどいことばっかり書く人もいるけど。そんく らい土曜のsewiのライブは神がかっていました。見てないあなたは確実に損していると思う、とここで書かせていただきます。”
河野さんのボーカルは、聴き手との距離をグッと縮めて、力強く引き寄せてくれるような頼もしさに溢れている。歌詞に関しても、一見、絶望感と無力 感を誇張し、この世の終わりを嘆いているかのようだが、実は逆なのではないだろうか。メッセージをありのままに、よりはっきりと伝えることにより、行動を 喚起させてくれる。非常に今の時代性に見合った楽曲だと勝手に思っています。
人間の声だけが持つ、肉迫感とぜひ対峙してみてほしい。引き込まれて、ハッとさせられて、打ちのめされて、見終わった後、何かよくわからない感情が残っているはずだ。
私小説については割愛。自分の目で確かめてみて欲しい。 (3rd/wataru norioka)