theorem/A theory of sacrifice
いま、最も注目すべき4人組ロックバンドの1st EP
京都発、若輩4人組からなる激情カオティックハードコアバンド。混沌と不穏と感情が入り乱れた、初期衝動という音塊はまさに会心の一撃で、ライブの佇まいに年齢相応の香りは既に皆無である。現在進行形、止まらぬ彼らの進化にこれからどう化けていくのか。(バンドプロフィールより)現在までに、bed、aie、folio、middle9 、inthenaMEoflove、lostage、unripe、MIRROR、 LOW-PASS、the SHUWA、スクイズメンなどなど、ハードコア~ポストロック界隈で人気のある強物との共演を果たしており、進化を続けている。
________________________________________
どう考えても、確かに彼等との出会いは、地下から漏れてくる音だった。京都の老舗ライブハウス、ウーピーズの地下から漏れてきた荒いにも程がある人を殺し かねない音!あの時、確かに鳴ってた。ライブでの信じられない程の粗さには、衝動という言葉が、久々に頭に浮かんだ。とにかく粗かった。聴かせる気はない のかな?とも思った。
その後、ワタクシのバンドを見て、「いやー、なめてましたわ。」とさらりと言う小生意気な一面と、出張型CD屋さんである「どこでもDISCO」に、異常な喰い付きを見せる好奇心の塊の一面。どこにでもいるけど、どこか貴重な一団。
このEPから始まるんだね。この素直かつ全力さ。良いスタートだと思います。また一緒にやりたいなぁ。もう随分見てないから、良いライブするようになったんだろうなぁ。 aie 中道
________________________________________
BANDNAME | theorem |
---|---|
TITLE |
|
member | vo,gt - Wataru Norioka ba - Gaku Murakami vo,gt - Seiya Meiwa dr - Koji Tsuda |
FORMAT | CD |
LABEL | 3rd records 3RDR-001 |
RELEASE | 09/04/10 |
特典 | 3曲入りDVD-R |
PRICE | 1,260円 (税込) |
TRACKING DATE | 1.wardance 2.messed 3.pessimistic 4.unworthy 5.in silence time 20:58 視聴♪ |
若輩者によるレコメン!
4人組激情ハードコアバンドのデビューCD! 激情バンドに憧れた青年達がそのまま真似して作ったような楽曲。僕達はこれまでずっと憧れてきたバンドとの共演により、彼らの影響を目一杯受けて 成長してきたような気がする。よって、ここに収められた楽曲には何か新しい事をしてやろうとかいう野心的な曲は一切含まれていない。1度聴いたら、こいつ らはとにかく本人達がかっこいいと思うこと気持ち良いと思うことを曲にしているんだなっていうのが伝わるはず。改めて冷静な気持ちでこのミニアルバムを聴 いてみると、やっぱり何回聴いても自分の歌は下手クソすぎるし(1曲目の最初の部分とか、最後の曲とかヒドイ)、演奏は荒いし、ギターは単音ほとんど弾か ないし・・・。けどそれらを全て差し引いてもこの音源は、単純にかっこいい。 theorem、3rd records/のりおかわたる
やっと完成した。今は、彼らとの約束をやっと守る事が出来(た。のか?)一安心している。初めてリリースの話が出てから、今日に至るまで、内心気が気でなかった。なぜか。私は、正直言って利己主義だ。自分の気に入らない作品で、私財をかけた博打などしたくない。それが、好きな人間だったとしてもだ。けれども、私は大口を叩いてしまった。リリースしてやる、と。本来なら、仕上がった作品に吟味を重ねてリリースしたいぐらいだが、言ってしまったものは仕方あるまい。有限実行あるのみ。その後、なるべくライブに足を運び、バンド愛にあふれた過剰なアクションのライブも、良いと思えるようになってきた。(慣れた。という意味でなく彼らが進化しているからである。)単なる模写に過ぎない激情ハードコアバンドの括りから抜け出し始めたのだ。そして、私の知らぬ間に今作はレコーディングされ、手渡された。試聴時の衝撃は驚くほどで、それは久しぶりに感じた、つまりは長らく忘れていた初期衝動だった。彼らは純粋なのである。メンバーは、嫌がるかもしれないが、ロックの可能性なのである。私は、純粋にリスナーの感想が聴きたい。今作が掲示する可能性は、決して理解に苦しむものでは無いはずだ、と希望を込めて。 3rd records,sewi/かわのれいじ